NOUVELLE CALEDONIE 1

ヤシの葉の隙間を縫って、夜は空から星が降る。
パウダーサンドのビーチでは、風の歌を聴くばかり。
どうせ天国行きの航空券なら、片道切符でいいじゃない。
 そこは特別な島だ。訪れる人々は橋の上から海を臨み、ラグーンの果てに向かって必ず何かを呟いて帰っていく。あるいは、延々と続く真っ白なパウダーサンドのビーチに佇み、水平線まで続くターコイズブルーの海を眺め、足元に打ち寄せる穏やかな波音を聴きながら、生と死の境界線をイメージして溜め息をつく。
 太陽が照ればヤシが木陰を作り、風がそよげば青い蝶がはらはらと舞い、ハイビスカスの花が落ちれば月が出て星が降る。そこでは人間ウミヘビもコウモリもウミガメも、みんな幸せになれる。頭の紅いインコが飛び交い、ヤモリが啼く……。
 この一生が終わったら、次の永遠にはそこで暮らそうよ。もうすぐ、そこさ、ウッキャッキャッキャッキャ。
♪ 朝日の昇る場所 ♪(うすいなおこ『唄ドロップス』より)
●作詞・歌:うすいなおこ ●作曲・ギター:鈴木祐輔



●写真:ばっぷ / KEN / NORIKO
●ロケーション:イル・デ・パン / リフー島 / ウベア島 / マレ島
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