HOKKAIDO 1

麦畑、蕎麦畑、ひまわり畑にじゃがいも畑。
オロロンラインをひたすら走れば、日本の最北端に辿り着く。
サロベツ原野を行けば、地平線の広がりにこの惑星の輪郭を見る。
荒涼とした大地にも、海風が強く吹きつける海沿いにも、
人家があって生活があることに心が動いた。
 ニセコに暮らす友人と、彼の愛犬を連れて、1週間のキャンプ旅に出た。2006年の夏、初めての北海道。
 魚介類の美味さは格別だ。温泉もいたるところにある。管理の行き届いたキャンプサイトを見つけるにも苦労しない。だから、キャンプ旅とは言ってもかなり贅沢な旅。
 キャンプサイトにテントを張ったら荷物を放り込んで温泉へ行く。熱い湯で汗を流し、湯船にたっぷり浸かって再び汗をかく。勿論、目指すところはキャンプサイトに置いてきたクーラーボックス。昼にスーパーでもらった氷が缶ビールをキンキンに冷やしてくれている。山並みに沈んだ太陽が空を茜に染めて待っている。酒の肴は七輪で焼いたホッケと唐黍。日によっては口を開いたホタテに醤油をたらす。ジャガイモにはバターを載せる。
 そして「この世に生まれて良かった」と、翌朝にはカラになった焼酎の瓶が転がっていた。
♪ 手紙 ♪(うすいなおこ『唄ドロップス』から)
●作詞・歌:うすいなおこ ●作曲・ギター:鈴木祐輔



●写真:ばっぷ  ●ロケーション:北海道
●Special Thanks with Friendship for Tacchan
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